会社の引っ越しが決まった!本店移転登記をしなきゃ!
›新人法務担当乙ちゃんは、同じ法務部の甲先輩に助けられながら日々勉強中。今日は社長にいきなり「会社が移転するから本店移転登記書類を作成して」と言われて…!?
本店移転登記ってなに?
会社やオフィスの引越しで、会社の本店の場所が移転した場合に、本店移転登記手続が必要になります。
忘れていると取引に影響が出たり、最悪の場合過料(罰金)を支払わなければならないこともあります。
本店移転登記は本店移転日から2週間以内に行う必要があります。もし行わなかった場合、代表者に100万円以下の過料が科せられます。
株式会社の事務所やオフィスを移転するときに、すべての場合で本店移転登記が必要なわけではありません。
登記簿に載っている「本店」の住所が変わる場合にだけ本店移転登記が必要となります。
多くの会社では、本社などの重要な拠点を「本店」としていることが多いようです。
移転する事務所やオフィスが登記簿に載っている「本店」なのかどうか念のため確認しましょう。
本店移転登記を行う際に準備が必要なもの
1.登記所に提出した会社の印鑑
会社の実印のことです。会社で重要な契約などに使う印鑑ですね。
2.登記簿
登記の申請書や添付する書面を書くときに参考にします。
3.定款
登記簿と同じく、登記の申請書や添付する書面を書くときに参考にします。
4.株主名簿など会社の株主のデータがわかるもの
場合によっては株主の情報が必要な時もあるので、必要な場合は準備しましょう。わからない場合は、定款の記載も参考にします。
※株主名簿は法律で作成が義務付けられています。
まとめ
自分で本店移転登記を行うのに不安がある方は…
どうしても時間がなかったり難しくて書類の作成を任せたい場合は、司法書士という登記の専門家にお願いして書類の作成・提出を代行してもらうことができます。費用は司法書士事務所によって異なるので、一概には言うことはできませんが、3万円から6万円くらいが相場だといえます。
また、LegalScriptでは、WEB上で自動で本店移転登記に必要な申請書・添付書類等を作成できるサービスを提供していますので、ぜひご利用ください。